【期間工はきつい?】期間工になったことでなった病気やケガの体験談
私は30代中盤で初めて期間工になりました。
その前の仕事はデスクワークがメインの正社員で肉体労働ではありません。
- 中年
- 運動不足
- メタボ
この状態で肉体的にきついといわれている期間工になったのです。
現在、約1年間の期間工生活を終え、失業保険をもらっているのですが
約1年間の期間工生活の中でしたケガやなった病気などを今回は書いていきます。
■PEOで最初の7ヶ月間働いた工場でかかった病気と負ったケガ
◇最初の工場の仕事内容
私は2018年の9月からPEOで工場勤務生活をスタートさせました。
最初に働いた工場で配属された部署は特殊な部署で、化学物質を扱う部署でした。
具体的な薬品をあげると
- 硫酸
- アンモニア
- よくわからない緑の液体
- 80度の鉄をとかす特殊な液体
などです。
作業はゴム手袋を常に着用しての作業で、素手でふれるとやばいものばかりです。
◇かかった病気とケガの内容
- 薬品による皮膚のただれや湿疹(皮膚科で薬をもらう)
- ばね指
- 野球肘
- インフルエンザ
・ばね指
仕事をはじめてすぐにばね指の症状がでだしました。
期間工をやるなかでばね指は職業病といえるでしょう。
ばね指の症状:ゆびを曲げるときに痛みがでる。
ひどくなるとグーがつくれなくなり、指を曲げるときにカクカクする。
マッサージなどで症状を和らげることはできますが、期間工を続けている間は完治は難しいです。
・皮膚のただれや湿疹
期間工でこの症状になる方はあまりいないと思います。
私の配属された部署が特殊だったので100%その部署の影響です。
湿疹の度合いはやばく、一目見ただけで仕事辞めたほうがいいと全員に言われました。
ちなみに液体が跳ねるため手だけでなく足にも同様の湿疹がでました。
このただれ、湿疹が期間工になってから一番きつかったです。
寝ていて体があったまってくると、夜中に手と足がかゆくて目が覚めます。
強めのかゆみ止めを病院で出してもらいましたがそれでもかゆかったので本当に大変でした。
病院では労災案件だと言われましたが、労災にすると期間工としての実績がつめないと思い、
労災にはしませんでした。
ただし、6ヶ月たったら絶対に辞めて、自動車会社の期間工になると心に誓うできごとでもありました。
・野球肘
これもなる人は珍しいんではないでしょうか。
これは作業の工程で冶具をしめる作業でなったもので
「しめる」という作業になれてなかったのとしっかり冶具をしめないと不良の原因になるといわれたので、
必要以上に力をいれてしまったためにこれになりました。
野球肘とは野球のピッチャーが投げすぎた後に肘が痛くなるのといっしょの症状です。
これがひどくなると靭帯が損傷していき手術しなければならなくなります。
これも整形外科に行き、湿布と痛み止めをもらいながら仕事をしてました。
ただし、野球肘になりたての時は痛くて冶具をしめる作業ができないと教育係の社員の人に伝えて
痛みがある程度収まるまではその作業をかわりにしてもらってました。
この野球肘は3ヶ月くらいたつと症状は治まっていきました。
・インフルエンザ
去年の1月の終わりから2月の頭にかけてB型インフルエンザになりました。
1月の頭にA型インフルエンザの予防接種を受けていたので、悔しすぎました。
このインフルエンザ欠勤により、給与は普段の月より10万円以上さがりました。
どこで感染したかですが、ほぼ間違いなく送迎のバスの中でもらったと思います。
私の前に何人かインフルエンザにかかっており、その中には熱が出てもしばらく出てきてた人もいるので。
毎日行き帰り片道1時間程度の道のりなので、感染するには十分な時間だったと思われます。
期間工はバスの送迎など密室で大人数でいなければならないことも多いので、インフルエンザにかかるリスクは高いです。
少しでも感染のリスクを下げるために
- 予防接種は必ず受ける
- マスクを常備してバスの中でもはずさない
- 手洗いうがいをしっかりし、アルコール消毒も必ず行う
上記の項目は最低限度行いましょう。
1回でもインフルエンザに感染すると10万円以上のお金はふっとぶと思ってください。
■マツダの期間工でかかった病気と負ったケガ
◇マツダ期間工での仕事内容
マツダでは部品の製造部門に配属されました。
作業はラインで時間内に自分のところに流れてきた製品を組立て、個数をあげる作業でした。
最初のうちは時間に追われていましたが、慣れてくると眠気との戦いとなりました。
重いものは特にもつことはありませんでしたが、握力は使う作業でした。
◇なった病気とケガ
- ばね指
- 急性胃腸炎
- 睡眠障害
- 足の裏に魚の目
・ばね指
マツダでの作業も握力は使う作業だったので、働いている6ヶ月間はばね指になってました。
最初のうちはとくに症状は重かったのですが、作業を覚えていくうちに症状はましにはなりました。
・急性胃腸炎、睡眠障害
前回の工場勤務では、深夜勤務がなかった為マツダで初めて深夜勤務をすることになりました。
最初は日勤から夜勤になるときにリズムを作ることができず、夜勤明けは疲れているのに眠れないことに苦しみました。
夜勤終わりの昼間眠ることができないため、ほとんど寝ずに仕事に行ってました。
そして夜勤開始1週間目の最終日の深夜尋常じゃない腹痛と吐き気に襲われて会社を休みました。
病院にいくと急性胃腸炎の診断でした。
有休取得がぎりぎり間に合ったので欠勤にならずに済んだのが救いでした。
体は疲れているのに眠れないというのは、相当苦痛で眠れなくて出社しなくてはならない時の
精神的ダメージははかりしれないので、期間工初心者で夜勤を初めて経験する方は注意です。、
夜勤のリズムをつかむまでの1ヶ月半くらいは睡眠障害は相当悩まされました。
・魚の目
期間工になると足の裏のトラブルはつきものです。
私も赴任1ヶ月ほどで魚の目を発症しました。
タコと魚の目は似たようなものですが、決定的に違う点があります。
タコは痛みはないのですが、魚の目は痛みが伴い、放っておくとひどくなるということです。
私も最初甘く見ていたためひどくなってしまい、病院に行ったときに手術一歩手前と言われました。
■すべての期間工共通のリスクの対処方法
今回は期間工時にした病気、けがについて書いていきました。
- ばね指
- インフルエンザ
- 睡眠障害
- 足の裏に魚の目
特にこの4点は、会社、部署を問わず共通の悩みだと思います。
私も様々な病気やケガを期間工の時に経験しました。
私なりに解決した方法を紹介していきます。
1.ばね指
・ばね指サポーターをする
私が購入したのは上記のサポーターです。
劇的な効果は見られませんでしたが、ある程度楽にはなります。
・仕事終わりにお風呂でマッサージをしてから寝る
これは当たり前かもしれませんが、やらない人が多いです。
ある程度念入りにすることにより、次の日に目に見えて効果があります。
ばね指は何もしないと仕事できないくらい悪化する人もいるので、マッサージは怠らないようにしましょう
2.インフルエンザ
インフルエンザは感染力が高く、予防しててもかかってしまう確率は高いですが、確率は下げておきましょう。
・マスク
私の場合60枚入りのマスクを使用してました。
60枚くらいで、冬の1シーズン切り抜けられるので、買うなら60枚入りをおススメします。
・アルコール消毒液
仕事場にはアルコール消毒液がおいてありますが、帰宅後も必ずアルコール消毒しましょう。
・感染のリスクが高いのは送迎のバスの中
期間工がインフルエンザに最も感染するのは送迎のバスの中だと言っていいでしょう。
密室でそれなりに長時間乗っているので。
バスに乗っている時も必ずマスクはつけておきましょう。
バスから降りた後すぐに手洗いうがいは必ず行いましょう。
3.睡眠障害
睡眠障害が主に起きるのは夜勤の時です。
夜勤明けの疲れで眠気が来るのですが、その眠気を一度逃してしまうと疲れているのに眠れません。
これは年齢からくるものもあると思います。
日勤の時に睡眠出来ないというのは少なかったです。
私自身、睡眠障害になったことがなかったので、これを解決するまでには結構時間がかかりました。
・アイマスク
主に夜勤明けの昼間に眠れないことが多いのでこれがあるのとないのとでは大違いです。
これをつけるだけで格段に眠れるようになりました。
・耳栓
こちらもアイマスクと同様に効果はあります。
寮では廊下を歩く音は結構聞こえます。
住居がレオパレスになった場合は、壁が薄いので隣の洗濯機の音やテレビの音まで聞こえます。
なので耳栓も安眠の為には必須アイテムです。
ただし目覚ましの音が聞こえない恐れがありますので、目覚ましは耳の近くで音量最大でかけましょう。
・睡眠導入剤
これは人によって体に合う合わないがあるので万人には勧めません。
一度休みの前などに試しに飲んでみて
自分にどのくらい効くのかを確かめてから導入するか検討したほうがいいです。
私の場合は1錠飲んで効かず、2錠飲むと効きすぎて仕事中も眠気がとれなかったので
導入を断念しました。
アイマスク、耳栓でも眠れない人は最終手段として検討するアイテムだと思います。
4.足の裏の魚の目
期間工は基本的に長時間、立ちっぱなし、歩きっぱなしが基本です。
なので足の裏に問題が発生することが多いです。
その代表的なものが魚の目です。
私も期間工になってからはじめて魚の目になったのですが、これはやばいです。
魚の目は足の裏のタコと似ていますが、タコは痛みがないのに対し魚の目は痛みがあります。
しかも放っておくと痛みが増してきます。
そしてひどくなると病院で手術をして取り除いてもらわないといけません。
期間工は足の裏に問題が生じやすいということを頭に入れて仕事をする必要があるのです。
魚の目の対処法
・インソール
期間工をやる人は必ずインソールは買ってください。
これがあるのとないのとでは天と地の差です。
安全靴の靴底は堅いので長時間歩くのとまめや魚の目はできやすいです。
インソールはなるべく高いいいものをおススメするのですが
お金がもったいないという人も上記くらいのインソールは必須です。
魚の目ができて病院に通う思いをすれば激安な買い物です。
魚の目の厄介なところは一度なってしまうと治すのが難しいので足の裏のケアは絶対にやりましょう。
■まとめ
以上が私が期間工になってから経験した体の不具合です。
肉体労働、夜勤、昼夜交代制労働、立ちっぱなしなど慣れていないと体に変調をきたして当然だと思います。
私の場合前情報がない状態で対策がおろそかになっていたところもあるので、しっかり対策をして満了まで勤め上げましょう。
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