【退職した後の税金と年金の手続き】期間工を満了した後は住民税と国民年金の手続きは必ずやっておくこと
どうも
ハデスです。
期間工になるとき、入社するときは条件を吟味し考えて入社する人が多いと思います。
ただ期間工の場合、期間工を満了してからの様々な手続きのことも考えておいたほうが良いです。
ということで
今回は期間工後の税金と年金の手続き、特に住民税と国民年金の手続きについて書いていきます。
目次
■期間工は住民税を翌年に払わなければならないと認識しておくべき
私は期間工になる前は正社員をしていたので、「住民税を自分で払う」という認識がありませんでした。
住民税は給与天引きされるものだったので、
- どのくらいの金額なのか
- 支払方法はどうなのか
- いつまでに払えばいいのか
などあまり意識したこともありませんでした。
住民税の天引きは毎月給与から社会保険と一緒に天引きされていたので、期間工になった当初は毎月支払いがあるのかなくらいにしか思ってませんでした。
期間工の場合私のような考えでいると住民税で痛い目を見ますので注意が必要です。
◇期間工の住民税の金額例
年収 | 住民税(全国平均) |
350万円 | 14万7000円 |
400万円 | 17万9000円 |
450万円 | 21万2000円 |
500万円 | 24万4000円 |
※住民税計算は平均年収.jpさんを参考にさせていただきました
・上記の表の注意点
- 住民税は住んでいる都道府県、市町村によって違いますので参考程度に見てください
- あくまでも期間工としてもらった報酬金額が参考ですので、他に収入と合算する場合は金額が違ってきます
◇住民税の支払の流れと注意点
住民税は
- 前年度の年収で金額が決定します
- 6月に納付書が届きます
- 支払は4回払いと1回払いを選ぶことができます
- 4回払いの場合は6月・8月・10月・翌年1月の4回に分けて支払うことになります
- 支払はコンビニなどでもでき、ネットバンキングなどの振込みでの支払にも対応してます
以上が住民税の納付の流れです。
期間工が住民税で注意しなければならないのは、【前年の年収】をもとに【翌年】支払うを言う点です。
期間工の場合期間満了した後、失業保険をもらって過ごしたり、長期の旅行や計画的無職生活に入いる方もいらっしゃるでしょう。
そういった方で住民税のことが頭になければ、20万円ほどの出費が増えるので住民税用にお金を貯めてないと結構大変です。
期間工ブログの定番として期間工後の税金と年金で大変だったと書かれている方も結構いらっしゃいます。
特に正社員生活が長かった方などは、毎月給与から天引きされている住民税のことは忘れがちなので注意です。
◇住民税がどうしても支払えない場合
住民税の支払が一括もしくは4回払いでも厳しい方や滞納してしまっている方は市役所などに相談に行きましょう。
もっと細かい分割払いや毎月の支払にしてもらえる可能性は高いです。
◇住民税はマジで差し押さえがあるので注意
期間工をやっていると住民税を差し押さえられて経験者に結構会います。
特徴としては住民税を軽く見ている点です。
期間工をしている人は住居を転々とする為、住民票を移してない方も多くいます。
督促自体が来たのに気づかないという方も結構いるのです。
ただ、督促の回数が多くなり、それを放っておくと突然ある日、口座から20万円ほど役所からの引き落としがあります。
差し押さえです。
特に給与支払いの多い25日の翌日は差し押さえの引き落としが入る可能性が高いそうです。
中には住民税を滞納しすぎて支払うことができない為、口座には一切お金を入れていないといった人も中にはいました。
どのくらいの期間滞納したら差し押さえになるのか具体的な期日までは不明ですが、最近は早めに差し押さえになるようなので特に注意です。
■国民年金の手続きについて
期間工を退職後、しばらく次の仕事につかないのであれば国民年金の手続きも併せてしておいたほうが良いです。
十分な貯えがあり、国民年金の請求があっても支払いに何も問題ないという方は別ですが。
◇国民年金の金額
現在国民年金の金額は毎月
16,340円
です。
こちらも仕事を退職した翌月から義務が発生しますんので注意が必要です。
◇国民年金の猶予申請と免除申請
結論:期間工退職後に申請をきっちりすれば猶予か免除どちらかの申請はほぼ通る
理由:
国民年金の支払が厳しいのであれば免除申請と猶予申請することができます。
通常、免除申請と猶予申請は、【所得審査】があり、前年度の年収で審査が行われ、所得が一定額以上だと申請は通らないのです。
しかし、仕事を退職後、免除&猶予申請をすると「退職特例免除」が適用され、
前年度の所得0円で計算されるため、免除申請、猶予申請どちらかは通るようになっているのです。
■まとめ
期間工になる人は前職の収入が低かったり、フリーターという方も少なくありません。
期間工自体の収入が多いので当然税金関係、年金関係は高額になってきますし、
特に住民税は天引きではなく自分で支払わなければならない場合が多いので特に注意が必要な税金です。
期間工を退職後、支払いに困ることがないようにあらかじめ住民税、年金用のお金を確保しておくことを意識しましょう。
ただ万が一、税金、年金用にお金を貯めてなくて支払いに困った場合は役所に相談、申請にいきましょう。
ほとんどの場合、無理のない金額で分割支払いにしてくれるはずです。
支払わずに放っておくと口座を差し押さえられ強制的に引き落としになるので注意です。
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Comment
いつも拝見しております すみません質問させてください 自分はいま他県に住民票をおきっぱなしにして広島方面の期間工をしとります 住民票のある住居は引っ越しと同時にあけわたしそのままにしてあります
もしこのままにした場合6月の住民税はどこからくるのでしょうか?いまは広島方面の寮にいます 年末調整の住所は寮で書きました それと4回払いと一括は退職後の支払い方法でそのまま仕事を続けている場合は毎月給料から天引きでという認識でよろしいでしょうか?すみません変な質問ですけど8年くらい大阪西◯で日雇い労働者だったため記憶があいまいなんです よかったら教えてください これからもブログたのしみにしています
>底辺野郎さん
コメントありがとうございます。
ご質問の件について
1.住民税の住所の件について
住民税は「今年の1/1に住んでいた住所に支払う。」のが原則になっているので住民票は関係ありません。
年末調整を寮で書いたのであれば寮に届くと思います。
2.住民税の給与天引きの件
これは期間工、派遣先によって異なります。
2年目から給与天引きしてくれるところもあれば、してくれないところもあります。
デンソーは給与天引きですが、スバルは期間工の場合、給与天引きではなく自分で支払わなければなりません。
期間工の場合は期間工先の総務部などに問い合わせてみると答えてくれると思います。
3.給与天引きの場合の分割方法
給与天引きの場合は総額を12ヶ月分で割った金額が毎月の給与から天引きされます。(社保と同じ感覚です)
4回払いと一括払いは給与天引きされずに自分で支払う場合のみです。
自分で支払う場合は相談に行かない限り毎月分割で支払うということはできないので注意です。
ご返信ありがとうございます へんな質問だったと思いますが丁寧な返答で有り難かったです 文面からしてすごい几帳面な性格がうかがえます これからもブログ楽しみにしとります