期間工クエスト~外伝 正社員を探している人にも期間工はおススメ~
現在、期間工、派遣、無職の地位にある人の中で正社員を探している方は少なからずいると思います。
現在も職安に通い、正社員採用と条件を検討してにらめっこしている方もいるでしょう。
そんな方も期間工はおススメ出来ます。
その理由は期間工先で正社員採用を現在積極的に行っているところが多いからです。
目次
■なぜ正社員を目指すなら期間工がおススメなのか
期間工を募集している多くの企業は一部上場の大手企業です。
トヨタ、ホンダ、マツダ、デンソー、三菱、スバル、アイシンといったみんなが聞いたことある企業の正社員なので、魅力的なのは間違いありません。
期間工先の企業でおススメの理由を上げていきます。
◇大手企業だからこそ福利厚生がしっかりしている
・有給休暇の取得
私は現在、期間工としてマツダに赴任してますが、期間工の私にも入社して1ヶ月以内に10日の有休が付与されます。
法律では就職後6カ月後には有休10日付与が義務付けられていますが、期間工でさえ法律よりもいい待遇で迎えてくれてます。
これが中小企業であれば、有給休暇付与も法律で決まっているにもかかわらずうやむやなところも多いです。
あと現在日本の流れとして、残業は少なく、休みはなるべく多くしようという流れです。
私のいるマツダも労働組合から社員の有休消化はほぼ義務化されており、4月までに何日、8月までに何日と有休を消化しなければなりません。
労働組合が強い大手では有休は取得できるだけでなく、きちっと消化までできるのです。
これは中小企業ではありえないでしょう。
・夏季休暇、ゴールデンウィーク、正月休みは長い
これも中小企業にはほとんどまねできないでしょう。
この3つとも10日はまとめて休みがあります。この期間休みをくれるのは大手の正社員しかありえません。
・残業代、休日出勤の割増率が高い
私の現在働いているマツダは、休出、深夜、残業の割増率が法律で定められている時給25%アップよりも高く設定されてます。
つまりやればやるだけ給与には反映されるということです。(ただし基本日給は8000円と低いですが)
福利厚生だけみてもこれだけメリットあります。
◇ボーナス支給が多い
期間工を募集している多くの企業の正社員がの年のボーナスが5ヶ月分から7ヶ月分くらいはもらえます。
つまり月の給与が20万円くらいだとしても、夏季、冬季に額面で50万から70万、保険を引いても40万から60万はボーナスがもらえるということです。
中小企業では下手したらボーナスなし、もらえて1ヶ月分くらいがいいところではないでしょうか。
◇ほぼ終身雇用
大手企業なので社員になってしまえばほぼ終身雇用です。
もし業績が悪くなって人員を減らさなきゃいけない場合は、期間工から切られます。
むしろ、今は人員が足りてないので、どこのメーカーも正社員として人員を確保したいと思っているはずです。
◇世間体は最強
もし他の人に「どこにお勤めですか?」と聞かれて「トヨタです。」と答えると間違いなく「すごいですね」や「いいですね」といったプラスの反応が返ってきます。
期間工先の企業は世間体は最強です。結婚して身を固めたい方などは、相手方の親にむけての「トヨタ」などの印籠は絶大な威力を発揮します。
結婚の申し込みに相手方の親に挨拶に行って「期間工で働いたほうが効率がいいので」といっても「カエレ」って言われかねません(笑)
◇期間工に一旦なってみてその会社で続けられそうか様子を見られる
期間工は3カ月もしくは半年の有期契約です。
いわばその期間に、体験入社させてもらってると考えればいいのです。
期間工の最初の満了までに、その企業で正社員としてやっていく価値はあるか、人間関係はどうなのか、仕事のきつさはどうかなど見極めの期間と捉えて、自分で続けたいと考えた場合は、正社員を目指せばいいのです。
職安で正社員として就職したのはいいけど、実際入ってみると、サービス残業あったり、人間関係がだめだったり、仕事があわなかったりして後悔する人は結構います。
期間工は一旦有期契約として働くので、仕事内容と人間関係、残業に関しては仕事をしてから実際に正社員を目指すか決められます。
自分にあわないと思えば満了でやめて、次の期間工へ行き、そこでまた自分にあうか判断すればいいのです。
◇期間工募集をしているところは人手不足で社員雇用を拡大している
今、日本の自動車業界はどこもかなりの利益をあげており、増産体制が続いています。
なので慢性的な人手不足で、人手を確保するために期間工の条件をあげているのです。
社員雇用枠も広げている会社が多く、ひと昔前にくらべると社員になれる確率があがっているので、社員になりたい人は正に今がチャンスです。
■期間工先で正社員になるデメリット
ここまではメリットを書いてきましたが、もちろんメリットだけではありません。
デメリットもいくつかあるので書いていきます
◇事務作業ではなく、肉体労働
言うまでもありませんが、期間工から社員になった場合は、肉体労働です。
ほとんどデスクワークはありません。ある程度体力勝負なのは覚悟が必要です。
ただし職長など、仕事が認められて出世していくと、管理やデスクワークがメインになっていくと思います。
◇手取り給与自体は社員になりたてより期間工のほうがよい
これは期間工は入社祝い金と満了金、その他寮費無料、食事手当など、今はいろいろな補助があるので、入社したての社員より手取りは多いです。
逆に社員は補助がないのと、組合費ひかれるものも期間工より多いのです。
なので手元に残るお金、年収で考えたときは期間工のほうが稼げます。
ただし、これも年数がたてば社員が逆転するんですけどね。
◇大けがのリスクは一般の仕事よりかなり高い
これは工場勤務の宿命だと思います。
前職の工場、マツダでも労災案件は1年に何件かは必ず起きています。
工場勤務では安全第一とどの工場でも言われますが、重量物や高温のもの、劇薬などを扱っているため、ケガのリスクは他の職種の5倍はあると思います。
ケガも骨折、指の切断、など重度のものも多く、最悪死亡ケースも少なからずあります。
◇満了金の消滅
期間工は3カ月、もしくは6カ月で満了金が入ってきます。多いところだと50万くらい入ってくるところもあります。
社員になるとこの満了金はもらえなくなるので、それも頭に入れておきましょう。
■まとめ
期間工先で社員になるのは、特に20代で正社員に興味を持っている人に特にススメたいです。
正社員に興味があって、職安で中小企業を探して就職するよりも一旦期間工になって、お金を貯めつつ社員になるかも判断できます。
嫌なら満了で退職して次にいけばいいですしね。
下手に職安から中小企業に正社員で就職して自分に合わなかった場合、3カ月や6カ月では辞めにくいですしね。
さらに、例えば中途、資格なしでトヨタに正社員で就職しようとしても期間工から社員になる以外でほぼ不可能なのです。
様々な事実、メリット、デメリットを含めても期間工から正社員になるのは魅力的な選択肢の一つだと思います。
という感じで今回は以上です。
本日も仕事です。期間工クエストレベル上げ本日も頑張っていきます。
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